澤本指圧鍼灸院のブログ

高知県長岡郡本山町にある澤本指圧鍼灸院のブログです。

澤本指圧鍼灸院のブログをはじめました。

f:id:sawamoto482:20150726142641j:plain

澤本指圧鍼灸院 代表の澤本洋介です。

澤本指圧鍼灸院は高知県長岡郡本山町にある小さな施術所です。
平成14年に千葉県習志野市で出張専門としてスタートし、平成19年に高知県長岡郡本山町に移転しました。

 

当院は「治療院」とは名乗っていません。
できるだけ治療が必要となる前にご利用いただきたいと考えているからです。


施術のモットーは

”To comfort always”「常に心地よく」

”To cure sometimes, to relieve often, to comfort always”

医療関係者の間では有名な一節の最後の部分です。

日野原重明氏の訳をご紹介します。

「時に癒すが。和めることはしばしばできる。だが病むひとに慰めを与えることはいつでもできる。」

 

16世紀から比べ、21世紀の医療は飛躍的に発展しました。
当時は助からなかった病気や怪我の多くが今では治療できるようになりました。

しかし、それに伴う高齢化もあり、長期療養や長期介護の現場などでは新たな苦痛の声も多く聞こえてきます。

長期療養や長期介護の現場では”安楽の確保”がますます重要になってくるでしょう。

 

私は、鍼灸あん摩マッサージ指圧師として、”To comfort always”を「常に心地よく」と訳しました。

 

お元気な方へも、お疲れの方へも、ご病気やお怪我で苦しんでおられる方にも、「常に心地よく」。

 

当院では常に”心地よさ”の提供を心がけて施術いたします。

澤本指圧鍼灸院WEBサイト

これまで、Tumblrに作っていた個人ブログ(澤本洋介のblog)に仕事こともプライベートのことも分けずに書いてきましたが、より分かりやすい情報発信のため個別にブログを作ることにいたしました。
個人ブログに書いてきた指圧鍼灸関係の記事もこちらに移行しようと考えています。
(追記:移行しました。この記事より過去の日付のものは全て再掲記事です。)


また、私が運営している通所介護事業所のブログもはじめましたので、関心のある方はぜひご覧ください。

高齢者と共に未来を創る。高齢者が若者を支える。デイサービス長老大学のブログ

鍼灸の日によせて 本の紹介『がんと一緒にゆっくりと』(再掲)

※この記事は、Tumblrで私が書いていた澤本洋介のblog(2013/8/9)の記事に加筆修正し転載したものです。

今日8月9日は「鍼灸(はり・きゅう)の日」だそうです。
前のブログ記事梅酵素ジュースとコカ・コーラ~食の安全について には、同業である鍼灸師の皆様から様々なご意見を頂きました。「好転反応」という言葉を使うべきでないという意見については、「現実にある現象であり説明に不可欠」というご意見もいただきました。

今日は1冊の本の紹介を通じて、私が鍼灸師は好転反応という言葉を使うべきではないと考える理由を改めてご説明します。紹介する本は『がんと一緒にゆっくりと―あらゆる療法をさまよって』。著者は2006年に亡くなった元NHKアナウンサーの絵門ゆう子さんです。

がんと一緒にゆっくりと―あらゆる療法をさまよって

この本には、癌と診断された絵門さんが様々な民間療法をさまよった経緯が記されています。悪質な業者や施術者に大金を奪われ、最後には放り出されてしまう様子を読むと胸が苦しくなりました。

詳しくはぜひ本書を読んでいただきたいのですが、一連の経緯をご紹介します。

癌と診断された絵門さんは、西洋医学への強い不信から、民間療法を選択しました。
断食療法を試し、玄米菜食をおこない、奇跡を謳う健康器具や健康食品を大量に購入します。
その後、草の粉療法と気功整体に通い、波動治療を受けました。
業者や施術者は最初に「癌は必ず治る」と絵門さんに説明しました。
しかし症状は悪化します。
業者や施術者は「好転反応」という言葉を使い「良くなっていく過程で一度悪くなる現象です」と説明します。
しかし、癌は全身に転移してしまいます。
首の痛みを取るために受けたカイロプラクティックでは、癌が骨転移していた頚椎を骨折してしまいます。

癌が骨転移していたことを民間療法の施術者に告げると、優しかった態度が豹変します。
「あなたはMRIの邪気を受けてしまったからねえ」
「あなた受けたの邪気のために私の体までボロボロになってしまう。あなたの治療は割に合わない」

こうして、絵門さんは民間療法から放り出されました。

受話器から流れてくる気功先生の声が、弱りきった病人をぎりぎりまで生かした上で食い物にする得体の知れない怪物の唸り声であったことに、私はこの時やっと気がついた

絵門さんの経験は、民間療法被害の典型です。

「治ると断言」→「悪化したら好転反応と説明」→「患者に責任を押し付ける」
ホメオパシーとイトオテルミー療法により悪性リンパ腫の患者が死亡した「あかつき問題」も全く同じ経緯をたどっています。(私は鍼灸マッサージ師になる以前はイトオテルミーの療術師だったため、「あかつき問題」にも強い関心を持っています。)

「治ると断言」→「悪化したら好転反応と説明」→「患者に責任を押し付ける」
肩凝りでも腰痛でもアトピー性皮膚炎でも、民間療法ではこのパターンが繰り返されています。

絵門さんは民間療法に放り出された後、西洋医学の病院で適切な処置を受け、苦痛を緩和しながら約5年間の執筆活動や講演、テレビ出演など精力的におこなわれました。

絵門さんは民間療法について、こう振り返っています。

仮に悪い方向に体が変化するようなことが起きても「好転反応」という言葉でくくられてしまう。「良くなっていく過程で一度悪くなる現象で、我慢して続ければ必ず良くなります」と説明するのだ。それでも悪くなる一方の患者については、私の例で分かると思うが、どんな言い逃れも出来てしまう。

鍼灸の世界には古くから瞑眩(めんげん)という好転反応とほぼ同義の言葉があります。
現象として、「好転反応はある」と考えている鍼灸師は多いです。
鍼灸学校でも教わりました。私も「無い」と主張したいわけではありません。

ですが、どのように、その症状の悪化が本当の「好転反応」だとわかるのでしょうか?
好転反応と説明することは医師法に違反する「診断」ではないでしょうか?
(絵門さんに波動治療を行なっていたのは医師なので、医師ならば問題ないというわけではありませんが。)

好転反応という現象の実態はよくわかっていませんが、絵門さんのように、この言葉を「誤魔化し」や「言い逃れ」のセールストークに使われて健康被害を受けている方が現実に大勢おられます。
前のブログ記事に書いたように、「好転反応」という言葉は一般に広がり、多くの健康被害を生んでいます。

絵門さんは、これほど辛い目に会いながらもこうおっしゃっています。

あんなにひどい放り出され方をしても、まだなお民間療法の世界が、もっと成熟して成長してくれることを私は願っている。

絵門さんは、西洋医学の病院へ入院された後も、信頼する鍼灸マッサージ師については体と心を癒す効果を評価し、病院の医師と話し合い、鍼灸マッサージの往診を続けられたそうです。

イトオテルミーもホメオパシーもカイロプラクティックも、それぞれの施術に魅力を感じておられる方は大勢います。

私は、絵門さんが経験されたような被害を防ぎ、民間療法の世界が健全に成熟して成長するためにも、私達施術者は「好転反応」という言葉を使うべきではないと考えています。

梅酵素ジュースとコカ・コーラ~食の安全について

※この記事は、Tumblrで私が書いていた澤本洋介のblog(2013/6/28)の記事に加筆修正し転載したものです。

今年の高知県嶺北地方は梅の実が豊作のようです。
私もお客様やお友達から沢山の梅をいただき、梅酒や梅干し作りに取り組んでいます。

青梅はそのままでは毒ですが、加工することによって、安全に美味しく食べられるようになります。昔の人の知恵は凄いですね。

参考 梅には毒があると聞いていますが、梅干しや梅酒は大丈夫ですか。(農林水産省)

P6045508P6045508 / shishamo72

子ども達には梅シロップを作っていますが、消毒と衛生管理についてはとても気をつけています。

最近は酵素ブームということで、手づくり梅酵素ジュースというものが流行っているそうです。色々な作り方があるようですが、ざっとネット検索したところ、不衛生で危険なものも多く見られました。

 

酵素ジュースの作り方を紹介しているWebサイトの多くでは、梅と砂糖を素手で混ぜる方法を紹介しています。私はこの方法はとても危険だと思います。手の常在菌により自分の体に適した酵素ジュースができるとのことですが、常在菌による食中毒もあります。特に、手の怪我が多く、手洗いが難しい幼児に行なわせることはの非常に危険だと私は考えます。手を洗わずに混ぜるとさらに良いという主張もあるようですが、大変危険だと思っています。

ネット上で、酵素ジュースの感想を読むと、下痢症状をおこしたという報告も見られます。酵素により体の毒素が排出される「好転反応」と解釈しておられる方が多いようですが、すぐに飲むのを止めるべきです。

私は「好転反応」という言葉を聞くと、鍼灸師として忸怩たる思いになります。「好転反応」という言葉は東洋医学では施術後の体調不良を「体が治る過程の一時的な反応」という意味で使われてきました。私は安全を第一に考えるなら、鍼灸師は「好転反応」や「瞑眩」という言葉を使うべきではないと思います。

酵素ジュースの問題に限らず、清潔が当たり前の日本では、食の安全を考えるときに衛生管理は盲点なのかもしれません。

体に悪い食品の代表格のようなイメージが持たれているコカ・コーラについて、以前ラジオで面白い話を聞いたことがあります。
不衛生な国を歩く旅人たちの間では、お腹を下したときは、瓶や缶のコカ・コーラを飲むと良いと言われているそうです。下痢で苦しんでいる時に炭酸やカフェインが良いとは私には思えなかったのですが、理由を聞いて眼から鱗でした。
不衛生な環境の中では、コカ・コーラは安心して飲める「清潔な水分と糖分」なのだそうです。たしかに、コカ・コーラは世界で最も清潔で安全な砂糖水のひとつです。

衛生管理は食の安全の基本だと私は思います。
保存料は嫌われがちですが、それにより救われた命はきっと多くあるでしょう。

参考 保存料の有用性>微生物をおさえることの大切さ(上野製薬)

 

いつまでも腐らないハンバーガーは気味が悪くも感じますが、手作りおにぎりとどちらが安全なのかは、その状況ごとに変わるのだろうと思います。

そろそろ高知は梅雨明けですが、夏も食中毒に要注意です。
安全なものを美味しく食べるために、私も気をつけたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ゆるキャラをつくりました つぼさんです(再掲)

※この記事は、Tumblrで私が書いていた澤本洋介のblog(2013/4/9)の記事に加筆修正し転載したものです。

こんにちは。

指圧や鍼灸の固苦しいイメージを和らげるため、流行りの「ゆるキャラ」をつくってみました。

つぼさんです。

つぼさんは、普段は澤本指圧鍼灸院に常駐しています。
今年度は、様々なイベント等への出店を考えていますので、つぼさんを見かけたら、気軽に声をかけください^^

今度の日曜日(2013年4月14日)には、本山町下関の「なめかわ祭り」に出店予定です!

つぼさん 材料
経穴人形

目玉ボタン

完成

リハビリとマッサージの違いと特徴(追記あり)(再掲)

※この記事は、Tumblrで私が書いていた澤本洋介のblog(2013/1/16)の記事に加筆修正し転載したものです。

image

私はマッサージ師をしています。
今までに何回か「リハビリとマッサージの違いは何ですか?」とご質問をいただだいたことがあります。社会の高齢化により、似たような状況で使われることも増え、分かりにくいと感じている方も多いかもしれません。今日は、そのご質問について、私なりに考えを書いてみます。

 

行為を表す言葉・目的を表す言葉

私は、その違いは言葉の性質に注目すると分かりやすいと思っています。

マッサージという言葉は、一般的には、体を摩ったり揉んだり押したり叩いたりする「行為・手段」を意味して使われています。

リハビリという言葉は、機能の回復や環境の変革など「目的・考えかた」を意味して使われています。(言葉の意味も時代によってかなり変化しています。)

マッサージ師は、マッサージという「行為」を色々な「目的」のために行います。
リラックスであったり、美容であったり、痛みの緩和であったり、色々です。
専門の目的に特化したマッサージ師も増えています。 

リハビリ専門職の療法士の方は、リハビリという「目的」のために色々な「行為」を行います。
歩行訓練であったり、関節運動であったり、筋力トレーニングであったり、色々です。
後述しますが、患者さん利用者さんに能動的に動いてもらう行為が多いです。 

リハビリ目的のマッサージとなると、少しわかりづらくなりますが、ジョギング(行為)とダイエット(目的)ほどに性質が違う言葉だと考えるとわかりやすいと思います。

ジョギングの目的は、体力増強であったり、大会出場であったり、ダイエットであったり色々です。
ダイエットの手段も、カロリー制限だったり、スイミングだったり、ジョギングだったり色々です。
場合によっては、ダイエットのためにジョギングすることもありえます。

こうした言葉の種類に注目すると、違いがわかりやすくなると思います。

リハビリに欠かせない「能動性」

リハビリの現場では、その目的のために色々な行為が行われています。
マッサージが行われることもありますが、多くの場面では、患者さん利用者さん自身に能動的に動いてもらう行為が行われています。
たとえ動かなくても、能動的に動かそうと意識することが、神経のリハビリとして重要です。
場合によっては、辛く苦しい行為もありますが、リハビリの療法士の方は、利用者さん患者さんのモチベーションを高めるように、気持ちに寄り添います。
それには高い専門性と熱意が必要です。

リハビリとマッサージの混同による誤解のひとつとして、マッサージのように受動的に受ける行為のみをリハビリと思ってしまう問題があります。
この誤解は利用者さん患者さんの経過にとって非常に深刻なマイナスとなります。

リハビリ目的のマッサージはありますが、リハビリ=マッサージではありません。

「リハビリマッサージ」という呼称を使用することの是非について、業界内では議論があります。私は法的な問題以上に、利用者さんの誤解の一因となる恐れがあると感じていますので、使わないようにしています。

追記: リハビリマッサージ問題について補足
ご意見をいただきましたので、補足いたします。
介護保険制度の始まる以前、療法士制度の始まる以前、リハビリという概念が一般に広まる以前から、マッサージ師による在宅でのリハビリ行為は行われていました。
先輩方の担ってきた役割について、私はとても尊敬しています。
その歴史について、分かりやすいブログ記事を見つけましたのでご紹介します。 
 游氣・ゆうき:blog「リハ医の独白」へのコメント 

当時の患者さん(脳卒中後遺症など)は、退院後為す術もなく畳の上に布団を敷いて寝ておられました。訪問するのはマッサージ師、たまに保健師や主治医。マッサージ師は能力以上に大変頼りにされていました。私も寝返り練習から四つ這いなど指導し、小机を用いて立ち、椅子に腰掛けることを目指しました。ある方は行きつけの喫茶店に行きたいという目的があったので室内歩行ができるようになった後、息子さんと一緒に喫茶店までの所々に腰掛けを置き、ついに目的を達成できたこともありました。患者さんは入り口で「皆さんお久しぶりです」と挨拶、知人も駆け寄って男泣きでした。

現在も、能動的なリハビリ行為を積極的に行なっているマッサージ師も多いです。
リハビリは、理念的にも法律的にも、その行為及び、名称は独占されるべきものではないとのご意見もあります。

様々な立場の方により、広く議論されることが大切と思います。

「気持ちよさ」を目的とするマッサージ 

リハビリ職のマッサージは、おもに医療保険と介護保険の制度の上で行われています。
マッサージ師のマッサージは、おもに自費の市場と、一部医療保険の制度の上で行われています。

マッサージという行為自体は、制度の生まれるはるか以前から世界中にありました。
その歴史はとても古く、一説には人がサルだった頃のグルーミングにまで遡る原初的・本能的な行為だとも言われています。

なぜそれほど古くから世界中にあるのかというと、大きな理由として「気持ちよさ」があると思います。
私はそれをマッサージの大きな価値(目的)のひとつと考えています。 

リハビリ目的のマッサージでも気持ちよさはありますし、私は医療的にも重要な感覚だと思っています。

ですが、医療保険や介護保険などの社会保障制度の上で、気持ち良さを「目的」としたマッサージは制度の趣旨とは違ってきます。
気持ちよさと医療的効果についての研究や、社会の要求によって状況が変わる可能性はありますが、現時点では、「気持ち良さ」を目的としてマッサージを希望される場合は、自費で行われるべきだろうと思います。

日本のマッサージ師に欠かせない「ツボ(経穴)」

リハビリ職の療法士とマッサージ師のマッサージの大きな違いとして、私は「ツボ、経絡、気の流れ」などの東洋医学的概念の有無があると思っています。

日本のマッサージ師は法的には「あん摩マッサージ指圧師」という資格名です。
その国家資格のカリキュラムには東洋医学に関する科目があり、それが日本のマッサージのユニークな特徴のひとつです。

多くのマッサージ師にとって、ツボとは欠かせない概念だろうと思います。
少なくとも私は、リハビリを目的としたマッサージでも、何を目的としたマッサージでも、筋肉や神経と同等に経穴(ツボ)へと意識が向かいます。
これは日本のあん摩マッサージ指圧師の特徴的な専門性のひとつだと私は思います。

東洋医学の面白さについては、また別の機会に書いてみたいと思います。

以上、長くなりましたが、それぞれに違いと特徴を並べてみました。
あくまで個人的な意見ですので、異論反論も多くあるだろうと思います。
リハビリ専門の療法士の皆様と、お互いに協力し合いながら、切磋琢磨していきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

関連記事

sawamotoshiatsu.hatenablog.com

「気」を売る人(再掲)

※この記事は、Tumblrで私が書いていた澤本洋介のblog(2012/6/9)の記事に加筆修正し転載したものです。

こんにちは。
今日は鍼灸師のユニークな職業定義をひとつご紹介します。

”鍼灸師とは「気」を売る人である”

「鍼灸師とは何か?」という問いに対しては多くの先輩方が面白い答えを残しておられます。なかでも、私が鍼灸師として働きながら納得がいき、助けられてきた職業定義が「気を売る人」というものです。 

やや怪しい響きでありますが、意外と実用的です。

東洋医学的な「気」の定義は少し難しいので、「気力・元気・やる気」などをイメージするとわかりやすいかと思います。

「お客様に元気を売ろう」と聞くと、感情労働を強いるブラック企業の朝礼のようですが。
それでもたしかに、「気」に満ちた状態で施術にあたることは鍼灸師にとって非常に大切なことです。

逆に、無気力で状態での施術は、お寿司屋さんが腐った魚を握るようなもので、危険であり、失礼であり、あってはならないことだと思います。

「気」を仕入れに山・川・海へ

気を売る仕事であるならば、気を仕入れるのもまた仕事です。
(気は練るものだというお叱りを受けそうですが、それも広義な仕入れと言えると思います。)

それは、お寿司屋さんが市場へ鮮魚を仕入れに行くように、商社マンがレアアースの買い付けに世界を飛び回るように、重要な仕事です。

私の場合は、自然が好きなので山や川に気を仕入れに行きます。
遊んで、バーベキューして、ゆっくり寝てという一連の流れから質の良い「気」が入ってきます。
東洋医学的に書くと水穀の精微と天陽の気から宗気を作り出すとでも言いましょうか。
ちょっとワケがわからないと思いますが、要は「重要なこと」ということです。
木陰でハンモックに寝ている私を見かけたら、今日も頑張ってるなと思って下さい(笑)

私は、「気を売る人」という職業定義は、鍼灸師以外の様々な職種の方にも通じる部分があるのではないかと考えています。どんな仕事でも「気」の充実は大切なことでしょう。「さわもと居宅介護支援事業所」では介護支援専門員にも「気を売る人」という定義を加えてみようと思っています。

「気の仕入れ」を口実に、好きなことして遊んだり、映画を見たり、ゆっくり寝たり、ライブに行ったり、鍼灸マッサージ施術を受けたりすることは、仕事や暮らしの充実にきっと良い影響をもたらすだろうと思います。いいかもしれないと思った方はぜひ一度お試し下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

<簡易式>お灸用モグサの作り方(再掲)

※この記事は、Tumblrで私が書いていた澤本洋介のblog(2012/5/16)の記事に加筆修正し転載したものです。

こんにちは。
気持ちのいい新緑の季節ですね。 

今日はお灸用の艾(モグサ)の簡単な作り方をご紹介します。 

1.モグサの原料であるヨモギを摘んできます。
私は汗見川の岸で摘んできました。 

 

2.葉をちぎって水洗いします。

3.カラカラになるまで干します。

4.ミキサーにかけて、ザルでふるいにかけます。
(最初はハサミで細かく切って少しづつミキサーにかけます。)

 

5.4の工程(ミキサー→ザル)を何度も繰り返すと白っぽくなってきます。

6.完成です

7.お灸ケースに入れると、ソレっぽい雰囲気になります。

8.良い感じです。
手作りモグサは8分目程度で火を消す知熱灸としてのご利用をオススメします。 

番外

葉っぱを干さずに茹でてスリ潰して、白玉と混ぜるとヨモギ団子になります。
とても美味しいです。