澤本指圧鍼灸院のブログ

高知県長岡郡本山町にある澤本指圧鍼灸院のブログです。

「気」を売る人(再掲)

※この記事は、Tumblrで私が書いていた澤本洋介のblog(2012/6/9)の記事に加筆修正し転載したものです。

こんにちは。
今日は鍼灸師のユニークな職業定義をひとつご紹介します。

”鍼灸師とは「気」を売る人である”

「鍼灸師とは何か?」という問いに対しては多くの先輩方が面白い答えを残しておられます。なかでも、私が鍼灸師として働きながら納得がいき、助けられてきた職業定義が「気を売る人」というものです。 

やや怪しい響きでありますが、意外と実用的です。

東洋医学的な「気」の定義は少し難しいので、「気力・元気・やる気」などをイメージするとわかりやすいかと思います。

「お客様に元気を売ろう」と聞くと、感情労働を強いるブラック企業の朝礼のようですが。
それでもたしかに、「気」に満ちた状態で施術にあたることは鍼灸師にとって非常に大切なことです。

逆に、無気力で状態での施術は、お寿司屋さんが腐った魚を握るようなもので、危険であり、失礼であり、あってはならないことだと思います。

「気」を仕入れに山・川・海へ

気を売る仕事であるならば、気を仕入れるのもまた仕事です。
(気は練るものだというお叱りを受けそうですが、それも広義な仕入れと言えると思います。)

それは、お寿司屋さんが市場へ鮮魚を仕入れに行くように、商社マンがレアアースの買い付けに世界を飛び回るように、重要な仕事です。

私の場合は、自然が好きなので山や川に気を仕入れに行きます。
遊んで、バーベキューして、ゆっくり寝てという一連の流れから質の良い「気」が入ってきます。
東洋医学的に書くと水穀の精微と天陽の気から宗気を作り出すとでも言いましょうか。
ちょっとワケがわからないと思いますが、要は「重要なこと」ということです。
木陰でハンモックに寝ている私を見かけたら、今日も頑張ってるなと思って下さい(笑)

私は、「気を売る人」という職業定義は、鍼灸師以外の様々な職種の方にも通じる部分があるのではないかと考えています。どんな仕事でも「気」の充実は大切なことでしょう。「さわもと居宅介護支援事業所」では介護支援専門員にも「気を売る人」という定義を加えてみようと思っています。

「気の仕入れ」を口実に、好きなことして遊んだり、映画を見たり、ゆっくり寝たり、ライブに行ったり、鍼灸マッサージ施術を受けたりすることは、仕事や暮らしの充実にきっと良い影響をもたらすだろうと思います。いいかもしれないと思った方はぜひ一度お試し下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。